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流産手術と中絶手術の違い
流産手術とは
流産とは、出産を希望しているにもかかわらず、妊娠22週未満までに胎児が死亡した状態を指します。手術方法は中絶とほとんど同じですが、流産の場合、胎児が死亡しているため組織が流れやすくなっていることがあるほか、ご自身が流産に気づいていないケースもあるので注意が必要です。
中絶手術とは
中絶手術とは、様々な事情により出産を望まない妊婦に行われる手術のことで、妊娠12週未満(妊娠11週6日)までの初期に受ける手術を「初期中絶」と言い、妊娠12週以降の中期に受ける手術を「中期中絶」と言います。日本では「母体保護法」という法律により、中絶手術が受けられるのは妊娠22週未満(妊娠21週6日)までとされています。
子宮内に胎児がいるかどうかは妊娠5週目ごろから確認でき、妊娠週数が増えるにつれて負担も大きくなりますので、中絶を決意されたらできるだけお早目にご相談ください。妊娠週数がわからないという方も、クリニックで確認することができますのでお気軽にご相談ください。
中絶は法律で認められた権利です
母体保護法に該当する中絶は正当な行為
中絶手術は「母体保護法」という法律で認められた権利です。母体保護法とは母体の健康を守ることを目的とした法律で、母体保護法第14条により本人及び配偶者の同意があり、定められた2つの条件を元に中絶が許可されています。
母体保護法が定める中絶の条件
- 妊娠の継続または分娩が、身体的または経済的理由により母体の健康を著しく害する恐れがある
- 暴行もしくは脅迫によって、または抵抗もしくは拒絶することができない間に姦淫されて妊娠した
※ただし、これらの条件に該当する場合でも妊娠22週以降は中絶できません
中絶できるクリニック
中絶できるのは「母体保護法指定医」のいるクリニックだけ
中絶手術はどのクリニックでも受けられるものではありません。各都道府県の医師会が指定した「母体保護法指定医」のいるクリニックでのみ受けられます。大阪府堺市の徳川レディースクリニックの院長は母体保護法指定医ですので、安心してお任せ頂ければと思います。
中絶すると妊娠しにくくなる?
不妊の心配はほとんどありません
「中絶すると妊娠しにくくなる」という話を耳にされたことがある方も多いのではないでしょうか?子宮穿孔などのトラブルが起こらない限り、中絶手術により妊娠しにくくなることはほとんどありません。当クリニックでは手術中のトラブルを可能な限り抑えるために、安全性の高い「吸引法」を行ったり、すべての患者様に子宮頸管拡張器「ラミケンアール」を使って子宮の向きを確認したりするなどしておりますので、安心してお任せください。